忍者ブログ

捨真館

気になったことを、少し

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『呪術廻戦』の主人公の祖父、虎杖倭助
虎杖「倭助」ね……こりゃ参った。

先に言っておくが、私は『呪術廻戦』のファンだ。

きっかけはアニメ。

素晴らしい映像美と、不快感のない登場人物、練られた設定……魅力は挙げればキリがない。

間違いなく覇権をとれる優秀な作品だろう。

だからかな、小さな違和感にも気付いてしまった。

「この作品の作者は無駄なことをしないなぁ」、というのが私の印象だ。

伏線張りまくりで自滅しないし、存在感はあれど前に出過ぎず、でもファンサービスも忘れない。

こだわりが強い人なのにソツがない。

そんな細心の注意を払って描いている作者がわざわざ祖父の名前に「倭」を入れる。

偶然かな?

まぁね、ソーシャルゲームとかでも日本をモチーフにした和風テイストの国や物を「ワの国」「ワの衣装」とか言うでしょ?

あれ「倭」と「和」をかけてるんだろうなって見る度にちょっと悲しくなるんだよね。

「和」でいいじゃんってさ。こだわり凄いよね。何のとは言わないけど。

細々とした気になるところはあった。

やたら「そちらの国」のアピール(マッコリ、ファイティンなど)強いな、とか。

うわ主要人物がネタにしにくい(『平将門』様よりは問題ないが)『菅原道真』の子孫とか大きく出たな、とか。

アニメ会社が「ほほう……?」という感じとか。

主人公の名前が悠仁かぁ……他に当て字あるじゃん?(生まれる前ならともかく今つけるか?ってこと)ってことね。

まぁまぁこの辺は「偶然偶然、神経質だなぁ」で済ませられる。

いやしかし祖父が「倭助」とは恐れ入ったよ。

日露戦争の時日本人はロシア人のこと『露助』って蔑称で言ってたでしょ。それよそれ。

これに気付いた時、「あぁ〜、おいおいやっちゃうかそれ」って思ったよ。

作者がどこの人だろうと私は別にいい。

生まれがどこでも、作品は関係ない。

むしろそれで作品の価値を決めるのは非常に危険だ。

でも、ねぇ?

何もあからさまに喧嘩売らんでもよくないか?

粋じゃないよ。

しかも「悠仁」の祖父が「倭助」とか……いやはや挑戦的ですね。

あえて父親にしないのがミソだわな。

ここまでくると、逆にその執念に感動すら覚える。

こういうやり方もあるんだ、と思わせた後味が悪い発見でした。

若い子一本釣りだろうな〜

実際普段アニメ見ない甥がどハマリだし、私達はまんまと引っかかった訳で。

どうして黙ってられないのか。
PR

コメント

コメントを書く